もんじゃもんじゃ

もんじゃ焼は食べたことがありません

人の役にたってないの?

この前の続き、と言うかこの前のがフワッと終わったので視点を変えていこうと思います。

 

 

irukawa.hatenablog.com

 

この仕事をしてて思うのは、結局利用者さんも普通の人も職員も線引きなんて出来ひんやん、って事です。

 

なので、自尊心や自己効力感が大事だよっていう話は僕らにも当てはまるし、僕らも人の役に立ってると思えるかは大事な事なんですよ。

 

介護の仕事をしてるから人の役に立ってるよね、って思うかもしれませんが、本当にそう思ってますか?

介護に限らずどんな仕事でも人の役に立つから存在してると思うんです。でも皆さん仕事してて人の役に立ってると思ってますか?

仕事しててもやらされてると思ってたり自尊心が低下していくような体験はないでしょうか?

他の仕事はわかりませんが、介護の仕事って案外役に立ってると思えないんですよね。いや、世間的には役に立ってるんですが、従事してるとそう思えないんです。思える人もいてるかもしれませんが。

 

思えない原因は、目標が高すぎることや、介入出来る部分が少ないこと、利用者の問題を介護従事者の問題に置き換えようとすること、そもそも自尊心が低すぎること、などが挙げられるのかなと思ってます。

最初の3つはほぼ意味は同じで、他人の問題に他者が介入出来るのなんてそもそもそんなに無いんですよ。出来ることは行動を代行する事ぐらいです。動機付けも出来るかもしれませんが、動機付けは動機付けで、やる気になるかは本人次第ですからね。それを介護従事者の責任にされても、ね。

でも職場ではスタッフの対応が、って言ってくる人が居るんですよね。そんなこと言われて仕方ない事まで。それを繰り返していくと無力感を覚えて、自尊心が低下していきます。学習的無力感というんでしょうか。

それでも役に立って無いわけがないのに、自分を思うと何にも出来ないと思ってしまいます。他の人はそうじゃないかも知れないですが、僕はそうでした。感情のコントロールも難しいですしね。

本当に大変な仕事ですよ。勤務時間も不定期なとかもありますし、肉体労働と感情労働を同時にしなきゃいけないし、あらゆる方向から感情をぶつけられるし、大変ですよね。

そんなしんどい思いをすればするほど自尊心は低下していきますし、感謝されるべき仕事が感謝から遠のく事になる。本当に不幸ですよね。

 

なので大事なことは出来ること出来ない事含めて基準を自分の中に置く事じゃないかと思うのですよ。誰かと比べたり、誰かに評価してもらったりしても自分の出来ない事にしか目が向かないじゃないですか。出来ない事を受け入れるのはいい事ですが、そればっかり受け入れても自信がつかないじゃないですか。出来る事は出来る、と思う事も大事なんですよ。その中で得意なことなんて見つかったら儲けものです。

出来ない事を出来るようにするんじゃ無くて、出来ない事は出来てないと認める事、出来る事は範囲を広げていく事、失敗しても自分を責めずに失敗した事を受け入れること、人と比べない事が大事みたいですよ。

 

素直に役に立ってないって思ってる人は、そんな事ないですからね。立ってない訳じゃ無くて、思えない状況が悪いんですよ。