洗濯機と炊飯器と、実践編
ダラダラと前後編に分けて書いてたんですが、何か役に立つことに使えないかな、と風呂で考えてたんですが、DaiGoさんの知見を活用したらいいんやんって事になりました。
もくじ
家事をしてない人はどんな人
僕らケアマネが出会う人で家事をしない方って、男子厨房に入るべからず、の世代の方なんですよね。台所に入ると怒られた世代の方なんですよ。一人暮らしをしてたなら家事もしてきたかも知れませんが、結婚してもまだ家事は女性の役割で、家事の出来る方が出来る女性と思われてた世代なんですよね。「私は夫に家事をやらした事なんてありません」が自慢だったりする世代です。
男性は家事をしないというバイアスがかかってる状態と言えるんじゃ無いかと思うんです。
で、そのバイアスにかかってるから硬直マインドセットになっているんじゃ無いかと思うんです。
アプローチの仕方
使えるんじゃないかと思う 方法がこちらです。
相手の行動を変える5ステップモデル
普通は相手に影響を与えて変えようとするが、それをすると相手の態度が硬化する。
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- 傾聴。一番大事。
- 共感。相手の感情が何をベースに起こっているかを推測する技術。
- ラポール。共感のお返し。相手を共感して、相手からの共感を返してもらう作業。
- 影響。共感し合う関係の上で成り立つ説得のフェーズ。
- 交渉成立。
これで相手の行動を変えるというか、やってみようかなという風に思い込みに介入が出来れば足がかりになるかと思います。
そこからは実際の行動に移しても、簡単な事や失敗も問題ない事を伝えていければマインドセットも家事に対して成長マインドセットを持てるようになるかもしれないです。
実践演習(これでうまくいくとは限りませんよ)
- まずは導入として「昔は男の人は家事したら怒られてましたよね」っていう話題を振る。
- 乗って来たら傾聴。
- 最近の男性にも家事を強いる風潮がある事とのギャップの話題を振る。
- 再度傾聴して、「俺もやれば出来る」や「やらなあかんと思ってる」等の前向きな発言が出てきたら介入に入る。
- こちらの苦手な事や失敗を話しながら、失敗する事を肯定的に捉えるようにしていく。「初めっから出来る人はいない」等。
そこからは実際の行動に繋がるかの問題になるので、出来るだけ簡単な事をしてもらうような提案が出来ればと思います。洗濯機や炊飯器のスイッチを押してもらう所から始めるレベルでの行動の変化を期待しましょう。
まぁ、こんな簡単に行くとは限らないですけど、行動介入の5ステップは案外使える方法ですよ。なんとなーくやってるうちにその場だけでも前向き発言は得られやすくはなるんじゃないかと思ってます。
そんなこんなで、こんなに長くなるとは思ってなかった、炊飯器と洗濯機の話は今回で終了します。みなさんありがとうございました。