もんじゃもんじゃ

もんじゃ焼は食べたことがありません

じゃあいいですぅー

僕は最近新規の受け持ちがあまりないんですけど、同僚が新規の初回訪問に行ってきた話を聞いてくると、パソコンで調べただの、資格どうとか、聞かれることが増えてきてるみたいです。

「あんたの会社を調べたんやけど、、、」とか、昔ネットで見たケアマネを選びたいから何人か集めて面接するとか、役所から詐欺があるってチラシがあったから詐欺じゃないか教えろとか。

ヘルパーさんに来てほしいとかデイに行きたいとか言ってるのに、違う人間がいきなり来てあーだこーだ根掘り葉掘り聞かれたら、疑いたくなる気もわからないではないんですけどね。

で、本題に入るのですが


ごね得は本当にお得な作戦なのか、問題です

実際は全部がごね得とも思ってないし、あくまで僕の感想なのであまり気にしないでいいと思いますけど、ここまで読んでいただけたのなら、続きも読んでいただければと思います。

介護業界やケアマネ界隈の問題で大きな事って、人手不足なんですよね。介護の人手不足は有名だと思うのですが、ケアマネも人手不足なんですよね。ケアマネの担当上限件数の廃止とかになるくらいには人手が足りないんですよね。

人手が足りないとどうなるか

従業員のたたらける時間って決まっているので、すごく単純に言うとそれを担当件数で割り振ることになるんですよね。週に40時間働くとしたら、40件持ってたら週1時間分しか割り振られないんですよ。そこに働き方改革だとかで有給休暇の取得義務もあるので月に4週として単純に4倍にならなくなっちゃうんですよ。そこに、他の雑務やケアマネ業務外の仕事もあるし、実際に訪問するだけがケアマネ業務じゃないし、移動の時間もあるしで、実際訪問も1時間も摂れないんじゃないかと思ったりしています。

クレームの多い人の問題点

苦情やクレームも、それが必要な時があります。ケアマネもミスもすれば勘違いもします。失敗は人間にはつきものなので、何か不具合があれば指摘することがより良い関係性や質の向上につながると思います。
しかし、些細なことでクレームをつけてきたり、言いがかりとも取れることを言われる人も中にはいます。その方たちの対応ってもちろん時間がかかるんですよ。苦情やクレームは時間をかけて対応し検討しないといけないと思っているんですけれど、それが毎月のように続くとどうなるか。
上で書いたように、単純に考えると担当一人当たりの持ち時間があるとした場合、クレーム処理を含めその方に4時間以上費やすと当然他の方の時間が削られることになるんですよ。残業しろだの思われるかもしれませんが、残業したところで他の業務に追われているのが実態なので、すでに残業はしているんですよ。

声の小さい方の声を聴けない

クレームを含め声の大きい人の問題で、声の小さい人をないがしろにしちゃうことなんですよ。
声の大きな人の対応に追われるとその方にかかる時間が増えて、逆に声の小さい人の時間は少なくなる。もし、クレーム対応で声の大きな人が何か良いことが起こってしまっていたら、その人は次からも声が大きくなると思うんです。だってそれをしたほうが得だから。
で、そうしていくうちに声の小さい人の対応時間が無くなっていくんですよね。また、他の人も声の大きい行動をたまたまとったら、以前より快適になったりすると、もちろんその人たちも声の大きい行動をとること確率は増えると思うんですよね。だってそのほうが得だから。
そうなると、声の大きい人しか残れなくて、声の小さい人は何もしてもらえない。担当しているケアマネさんは声の大きな人ばかりの対応に追われる、そしてミスが増え、声の大きな人の声がより大きくなるというサイクルになるんじゃないかと思ったりしています。

じゃあいいですぅー

上記のパターンはまれなケースだと思うんですけど、そうなってしまうんじゃないかと思おう人を見ることもあるので、冗談では済ませられないと思ってはいます。
対処法としたら、不本意なクレーム連発の前に対処するしかないと思うんです。最初に書きましたが、ケアマネも不足しつつある状況で合わないと思った利用者さんや、利用者からみたケアマネって、無理に付き合っていくことはよくないと思うんですよね。
今までなら、仕事が欲しいからある程度の無理難題もこなす必要があったかもしれないですが、人手不足のになると、質を上げることも大事ですが、まずは数をこなすことを求められるんですよ。
上で書いた40人なら週に1時間、80人になったら週に30分しか使えないわけですよ。そこまで行くのかはわかりませんけど、もしそうなったら文句があったら他に当たってくれということになるんじゃないかと思おうんですよ。
そろそろそうなっているんじゃないかと思うんですよね。不満がある中で無理に担当していくことにメリットがあればいいですけど、そのメリットは本当にあるのかと言われれば、正直疑問なんです。

他の人の時間をないがしろにしてまでする対応に意味が感じられない場合とか、何か予兆を見つけても忙殺されてしまう仕事の中で見ない振りしたりする仕事に魅力を感じられるのかと思うんですよ。

ってことで、ごねるよりも相性の良い人を探す方がお互いのためだよねっていうのが僕の私見です。ほんとうにあくまでも僕の私見ですよ。

選びたい気持ちもわかります

ここまで書いておいて何なのですが、選ぶことは大事だと思うんですよ。

でもこの場合の問題って選ぶ基準があるのかってことなんです。
ケアマネって正直なところ、勝手にあてがわれるしどんな人に当たるか運ゲーだと思っているんです。ケアマネガチャとでも言いましょうか、どんな人に当たるかは本当にめぐりあわせなんですよ。

何か基準を持っていて、その基準に該当する人を探すのであれば是非とも頑張っていただきたいと思います。
でも、選べるのは事業所までなんですよね。頑張ったらケアマネも選べるかもしれないですけど、一応のルールは事業所は自己選択の元、契約を行うことになっています。
その事業所内でも、複数人いた場合に色々な人がいてたり、ベテランさんから新人さん、じゃあベテランがいいかといえば一概に言えないし、新人さんも様々な人がいますし、ケアマネって基礎資格を数年経験したのちになる仕事なので年齢イコール経験ではないし、とかとても選びにくいんですよね。

それで、正直なところどんなケアマネがいいかと言われても僕も実際よくわからないんですよね。わかることとしたら、相性の良い人に当たれば、うまくいくみたいなことなんですよ。

前の記事にも書きましたが、ケアマネって変える事が出来るので、うまくいかなかったら帰るくらいの気持ちでいていただければいいんじゃないかという、何の解決にもならない記事で2021年を始めていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。