もんじゃもんじゃ

もんじゃ焼は食べたことがありません

他人の感情に気をつけて

もくじ

 

 

それは誰の課題?

アドラー心理学で課題の分離というのがあってですね、自分の課題と他人の課題は分けましょうねってヤツです。

案外、問題を一緒くたにしたがる人が多くてですね、介護の仕事をしてると利用者さんの問題を本気で悩む介護士さんが多いんですよね。いや、利用者さんの問題を悩むのがダメだと言っているのではなく、あくまで利用者さんの問題は利用者さんの問題という事です。一緒に悩むのは支援者として多分正しい姿だと思います。

 

不機嫌なのは誰のせい?

皆さんなんなので不機嫌になる事くらいあると思うんですが、人にアピールするように不機嫌になる人っているじゃないですか。あれってどうなのよと思うんですよね。

不機嫌なのを人に見せるのって「自分は今こんなに不機嫌なんだ」ってアピールなんですよね。そんなアピールされても困りますよね、ずっと目の前の人が不機嫌アピールしてたら「何なん?僕のせいとでも言いたいの?」って思うじゃないですか。はい、コレです。もうハマりました。

相手は不機嫌になる事で「あんたが不機嫌にさせてるんだ」と言いたいわけです。ノンバーバルメッセージですよね。コレをする事で相手に罪悪感を持たせて萎縮させて交渉なりを優位に進めたいんでしょうね。

 

不機嫌なのは誰の課題?

不機嫌なのって一応は理由があると思うんですけど、仕事で嫌なことがあって不機嫌だとするじゃないですか、上司に嫌味を言われたとしましょう。この時嫌味を言われたら不機嫌になったりするのは当たり前と思うじゃないですか。

でも、上司の上司がこの上司に不信感を持っててこの上司がパワハラされたらすぐに報告してくれって言われてたら同じように不機嫌になるでしょうか?もし、その時にボイスレコーダーを持ってたら最初と同じような感情になるでしょうか。例えば、本当はあなたはその会社の社長で社員教育の一環で潜入してたとしたら、あなたがその日に宝くじが当たって3億の事を考えながら嫌味を言われても同じ感情になるかという事です。

嫌味を言われたら必ず不機嫌になるのではなく、その時の状態によって不機嫌になったり、気にしなかったりするという事なので、不機嫌になるのはあなた次第という事になります。

 

不機嫌になってくる人には注意した方がいいよ


ツイッターにも書いたんですが、自分の機嫌を相手を操る道具に使ってくるヤツが居るんですよ。

入室した時から不機嫌や人って、私はこれだけ不機嫌ですからね、って言うてるようなもんで、あなたたちに不機嫌にされてますって言うてるようなもんなんですよね。

これ、昔僕も経験したんですが、お話があると上司に同席をお願いしたら、まず時間に遅れてくる、入室時点で不機嫌、話を聞く態度が悪い、とされたんですね。同僚が説明しても人格攻撃で返してくるので、それは頭ごなしに否定し過ぎじゃないですかと言うと無視されました。

今ならわかるんですが、

  • 時間に遅れてくるのは、自分の方が相手より立場が上な事を示している。
  • 不機嫌なのは、相手に罪悪感を持たせて萎縮させようとしてる。
  • 話を聞く態度が悪いのは、話を聞くに値しないというメッセージ。
  • 人格攻撃は、人格を否定する事でその人の価値を下げて話自体を聞く価値が無いと周囲に捉えてさせると同時に相手には自尊心を傷付けより萎縮される。

といった効果が考えられます。

あと、逆ギレもこの不機嫌で相手の感情に介入する行為に当たるとおもいます。

 

こういうテクニックの使い方

 

irukawa.hatenablog.com

 

リンクに貼ってある目を合わせるテクニックとかもそうなんですけど、これの対処とかを考える前に、まずはこういう事をされたら、ああこの人はこういう事をする人なんだってまず相手を見る目を変えてください。

それが、不機嫌なまま対応してくる事とか、ドアをバタンと大きな音を立てる人とか、関係ない人に対して不機嫌アピールをする人はそういう人なんだって考えた方がいいです。

上にも書いたんですが、不機嫌になるのはその人の課題です。それをアピールする事で他人のせいにしている行為です。つまり自分の課題を自分で解決しない行為となります。

上司や同僚、利用者さんや家族さんでも、あなたたちのせいで私はこんなに不機嫌になってますとアピールするコミュニケーションを取ってくる人がいます。

不機嫌になる自分の課題を相手に押し付ける事、不機嫌になってる事で相手にいう事を聞かせたいと意識的か意識してないかはわかりませんが、そういう事をしています。それが2回目以上になっていれば、意識的か無意識的かは別として、不機嫌になったら自分が優位になると学習してる状態と考えられます。

不満があるなら不満を聞くとか、過度に謝って相手の対応を過度に肯定するとかやり方はあるんでしょうが、まずはそういうテクニックがある事、そういうテクニックを使う人、そのテクニックを使うとどうなるか学習してる人だという事を認識する所から始めて下さい。皆さんも不機嫌になる事もあるとは思うんですが、それがどう映るかも見てみて下さい。

テクニックの使い方も大事ですが、そういうテクニックがあるという事を知る事も大事ですよ、っていう記事でした。

読んで頂きありがとうございます。

 

余談ですが

家庭内で不機嫌な対応をする人も居るとは思うんですが、あれに勝とうと思うともっと不機嫌な態度をとる人が勝ちのゲームになってしまうんです。仕事で嫌な事があって不機嫌な態度を取ってる人に対して、私の方がもっと迷惑をかけられてて不機嫌なんだってアピールをするしか対抗出来ないんですよね。そこに子供がいつもの事かとため息をつきながら不機嫌ゲームに参加したら、自分が一番不機嫌にさせられているアピールをしなきゃいけなくなるんですよ。

ため息も不機嫌アピールでよく使われる手段です。

そうなると、より不機嫌な態度をとる事にしか注力しなくなり、家が楽しくなるなるっていう良くないパターンに陥ります。家庭だろうが職場だろうが、同じ事をすれば同じような環境が生まれます。

でもやっぱり家に帰ったらご機嫌に過ごしたいじゃないですか。