やっぱりお客さんじゃないやん
介護業界ではお客さんの事を利用者さんと呼びます。まぁ、他の呼び方してる所もあるんですけどね。それはまたその人達に聞いてみてください。
で、僕が介護業界に入った20年前くらいはホテルスタッフのように接しなさいや、ホスピタリティが大事とか言われていたんですね。介護はサービス業だ!とか。
いやね、ほなら利用者さんとか呼ばんとお客様でええやんってなりますやん。
それでも介護はお客様でなく利用者さんなんですよ。
介護って場所や場合にももちろんよりますが、できない事を手助けして自立する事なんですよね。その手段としてヘルパーさんがいたりする訳なんですが、全部ヘルパーさんがしちゃったら自立も何も無いじゃんってなるんですよね。あ、もちろん全く出来ないことはヘルパーさんを利用して完結することも自立には含まれますよ。
そんなのヘルパーさんやった方が早いやんってのは違うんですよ。
何でもいいんですが、自分でしてる事を人にしてもらうと出来なくなるんです。
調理を、掃除を、買い物を、今してるとして。それを数週間しなくなると感が鈍るんですよ。感が鈍ると、うまく行かないからしない方向になるんですよ、それが続くとしなくなって、それくらい出来ると思っていても出来なくなるんです。筋力も同じやし能力も同じやし。(絶対そうとは言わないですが)
僕はあるんですが、長いこと喋らない日は必要に迫られても発芽することがうまく出来ない事があるんです。
それが続くと、例えば僕の代わりに喋ってくれる人が居れば、喋る必要が無くなっていずれ喋り方がわからなくなるみたいな事があるのかなぁと思ったりしてます。
介護を必要とする状況は理解してますが、すべて委ねるのは危険ですよって話でした。
「お前のオールを任せるな!」です。